年金入門(1)

年金入門(1/2)

みか(通常)

たまきさ〜ん。こんにちは。今日はちょっと質問があって来たんだけどいいかな?

たまき(喜ぶ)

あら、いいわよ。どうぞ入ってちょうだい。

みか(通常)

あのね〜、この間みかのグチを聞いてもらった時に年金の話が出たでしょ?

たまき(通常)

ええ。少子化の話の続きで年金の話もちょっとしたわね。それがどうかしたの?

みか(涙)

だんな様にその話をしたら、「お前は分かってなさすぎだからたまきさんにいろいろ教えてもらってこい」なんて言われちゃったの〜。

たまき(汗)

あらあら……。

みか(通常)

でも最近、テレビや雑誌で年金の話が良く出てくるし、この間の選挙でもマニフェストって言うんだっけ?それで年金について色々言ってたよね〜。

たまき(ウインク)

あら、みかちゃん、年金に興味を持つのはとても良いことよ。みかちゃんのような若い人達が年金について勉強をして、どんどん意見を出してくれれば頼もしいわね。何でも聞いてちょうだい。

みか(喜ぶ)

やっぱりたまきさんは頼りになるな〜。じゃあ、まずは国民年金と厚生年金って何が違うのか教えて〜!

たまき(驚く)

みっ、みかちゃん、そこからなのー?

みか(喜ぶ)

うん。お願いしま〜す!

たまき(説明)

わかったわ、なるべく簡単に説明していくわね。まず、国民年金というのは、国が全国民を対象として運営する公的年金のことで20歳以上60歳未満の日本に在住している人は強制加入することになっているわ。それに対して厚生年金というものはサラリーマンやOLさんなど、会社勤めをしている人達がさらに加入するものね。

みか(通常)

ふむふむ。

たまき(説明)

貰える金額が異なる他にも、厚生年金は労使折半と言って、保険料の半額を会社が負担してくれるシステムになっているのよ。

みか(通常)

へ〜、そうなんだ〜。

たまき(説明)

他にも共済年金というのがあって、公務員などの人達が対象の年金があるのよ。

みか(納得)

ふむふむ。

みか(疑問)

でも、今みか国民年金払ってないような気がする〜?

たまき(説明)

大丈夫よ。みかちゃんは専業主婦だし、だんな様が厚生年金に入っているから、みかちゃんは自分で払わなくても年金を貰うことができるわ。

みか(喜ぶ)

わ〜い、さすがだんな様〜。

たまき(説明)

もう少し詳しく説明するわね。年金の被保険者は、職業などによって3つの区分に分けられるの。第1号被保険者は、自営業者や農業従事者の方とその配偶者や、学生さんなど。自分で国民年金を納めている人はこの区分になるわ。私は個人事業主だから第1号被保険者よ。

みか(納得)

ふむふむ。

たまき(説明)

第2号被保険者は、サラリーマンやOLさん・公務員などの、厚生年金や共済組合等に加入している人。みかちゃんのだんな様はここに入るわね。

みか(喜ぶ)

だんな様〜。

たまき(説明)

最後に第3号被保険者は、厚生年金や共済組合等の加入者に扶養されている配偶者があてはまるわ。第3号被保険者は国民年金を納める必要がないのよ。みかちゃんは第3号の被保険者だから、年金を納めなくてもよいことになるわね。

みか(納得)

なるほど、そうなんだ〜。

たまき(説明)

ちなみに国民年金の保険料は、平成17年度の場合、1人一律13,580円で、原則として20歳から60歳までの40年間納めるの。最低でも25年間納めないと将来、年金(老齢基礎年金)を受給する事が出来なくなるのよ。

みか(驚く)

ひぇ〜、最低でも25年間も納めるんだ〜。

たまき(説明)

60歳の時点で加入期間が25年間に満たない人は、70歳まで延長して納める事は可能よ。また、生年月日や厚生年金の加入年数の特例により、25年間の加入期間がなくとも年金の受給資格を得られる場合もあるわよ。

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