資産運用入門〜金融商品の種類(2) 株取引・投資信託

資産運用入門〜金融商品の種類(2/3)

株取引とは?

たまき(通常)

株というのは、法人登記された会社(株式会社)の株券のことを指すわ。株券は企業が資金を募り出資した人、つまり株主に対して発行する有価証券のことをいうの。
その株を買うことによって、その株を発行した会社に資金を提供したことになるから、その会社が利益を上げた場合、出資のお礼として配当金がもらえるの。それに株は取引によって値段が上下するから、購入時と売却時の差額で儲かったり、損をしたりするのよ。

あやか(納得)

なんか、儲かるとか損するとか、ギャンブルみたいよね。

たまき(通常)

確かに株取引はギャンブル性があるとも言えるわ。その会社が成功して大きくなればもちろん株の価値も上がるけれど、倒産などしてしまった場合は、株券はただの紙切れになってしまうからそれが怖いわね。
株価は需要と供給のバランスによって決まるから、比較的人気のある株というのは、その会社の将来性や成長性が期待されているということになるかしら。でもそれを見極めるのが難しいのよね。

あやか(困る)

じゃあ、先見の明がないとだめってことじゃん。

たまき(説明)

そうね。だから、どんな企業が伸びていくかなど、様々な形で知識や情報収集をしないと株取引で儲けるのは難しいでしょうね。それに株取引にリスクは付きものだから、ゆとりのある資金がある時でないとお勧めはできないわね。

あやか(疑問)

じゃあさ、株や投資なんて金持ちじゃないとできないじゃーん!あたしみたいな貧乏人はお断りってこと?

たまき(通常)

そんなことないわよ。「資産運用入門〜投資の前に資産を把握しよう」の回でも言ったけれど、定期的にお金が入るのであれば、もしもの時の為に、安全で流動性の高い預貯金などで生活費の3か月分くらい確保してあれば何とかなるわ。それにあやかは貧乏ではなくて浪費が多いの。あやかの様にお金を使っていれば誰でもお金は無くなるわ。

あやか(面倒)

だから、節約してお金貯めようとしてるじゃん。

投資信託とは?

あやか(疑問)

最近、投資信託って、良く聞く気がするんだけど、一体何なの?

たまき(説明)

投資信託をごく簡単に説明すると、資産運用の専門家に資金の運用を任せ、運用成果を受け取るという金融商品ね。
具体的には、多くの投資家から資金を集め、それをひとつにまとめて大きな資金にして、資産運用の専門家が株式・債券・不動産投資などに分散投資し、投資家がその運用成果を受け取る仕組みなの。場合によっては、運用成果がマイナスになることもあるのよ。

あやか(納得)

要するに、投資信託ってのは、人にお金を預けて、あたしの代わりにその人に運用してもらう金融商品ってこと?

たまき(ウインク)

まあ、簡単に言えばそういうことかしら。運用が成功すればお金が増えるけれど、失敗することもあることも覚えておいてね。

あやか(怒る)

あたしのお金減らしたら、ただじゃ済ませないわよ。

たまき(汗)

そんなこと言っていたら、投資なんてできないわ。どんな金融商品でも多少のリスクはつきものなんだから……。
それに、投資にまつわる金融商品は、預貯金と違って元本や利回りの保証はないのだから、商品内容を理解・確認して自分で判断するものなのよ。それができないのなら、預貯金が無難よ。

あやか(困る)

だって、預金したって金利が低いんだから全然お金増えないしさー。増やすためにはやっぱ投資するのが近道っぽいじゃん。

たまき(通常)

まあそうだけどね。

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