ふえ〜ん。みか、なんだかわからなくなってきちゃったよ〜。
ごめんね、細かいし、あまり聞かない言葉もあってちょっと難しいかもしれないわね。
ううん。難しいじゃなくて、細かくて面倒になってきちゃったって感じ〜。
そうよね。今まで、保険代理店側も、契約者であるお客様側も、細かいことをチェックするなんて面倒だと感じてきたから、起こったような問題とも言えるのよね。だから、これからは、契約者の側も保険代理店さんに話を聞いたり、契約者自身でも勉強して代理店が間違っていないかをチェックしなくてはいけなくなるわね。
え〜、なおさら大変だよね〜。
だから、専業の保険代理店さんじゃないと対応できないくらい、詳細なチェック体制が出来上がってくる可能性も考えられるわ。
そっか〜。みかは、たまきさんとお友達でほんとに良かった。たまきさんに全部おまかせしておけば、全然問題ないもんね〜。
それがね……、今後は保険代理店さんに全部おまかせすることはできなくなるのよ。
それって、どういうこと〜?
2007年4月からは、保険料取りすぎ問題を再発させないような仕組みに変わったのよ。火災保険で言えば、ヒヤリングシートを使って、お客様と一緒に建物の構造や、補償内容、保険料等の確認をして、お客様と保険代理店が情報を共有しながら契約を進めていくようになったの。更に、契約時には契約者さんと代理店のサインがないと火災保険に加入できなくなったのよ。
うわ〜、大変!なんだか頭が痛くなってきちゃったよ……。
今回の「保険料取りすぎ問題」で話題になっている火災保険というのは、建物自体の保険なの。だから、賃貸物件だと大家さんが加入する保険だから、みかちゃんは今のところ関係ないと言えばないわね。
あ〜、よかった〜。
今は関係ないとしても、今後みかちゃんご夫婦がマイホームを購入したら、これはしっかり考えていかなければならないことよ。今のうちに保険のことをいろいろと知っていると、後々役に立つ日が来ると思うわ。だから一緒に勉強していきましょう!
は〜い、がんばりま〜す。
※建物の構造級別は、柱・はり・屋根・外壁の材質の組合せによって異なり、保険料も同様に違ってきます。下表は、大まかな構造級別の一覧表です。詳しくは各住宅メーカー、保険代理店や保険会社などにご確認下さい。
構造級別 | 基本構造(構造の名称) | 参考例 |
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A構造 (M=マンション構造) |
鉄筋コンクリート |
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B構造 | 鉄骨造り |
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木造(準耐火構造) | 基本構造は木造であるが、45分以上の耐火性能を持った建物。 ※「建築確認書第4面の第5項“耐火建築物”」の欄に「準耐火」と入っている事等が条件。 |
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C構造 | 木造(準耐火構造) |
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木造(省令準耐火構造) | 上記の準耐火構造には該当しないが、これと同等の耐火性能を有するとみなされており、「住宅金融公庫法」に定める準耐火構造に準ずる耐火性能を有する構造の建物。具体的には2×4、2×6、木質系プレハブなどが該当する場合が多い。 ※住宅のパンフレットや設計仕様書などに「省令準耐火」「省令簡耐」と載っているケースもありますが、載っていないことが多いため、住宅メーカー等にご確認下さい。 |
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2×4、2×6 | 枠組み壁工法のこと。上記の「省令準耐火構造」にあたる場合が多い。 |
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木造 | 従来の在来工法など
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D構造 | その他 |
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