ダイレクト販売自動車保険で気をつけること(3)

ダイレクト販売自動車保険で気をつけること(3/3)

自動車保険は加入後も注意が必要

たまき(怒る)

ダイレクト販売に限らず、自動車保険加入後にも注意することがあるの。家族で一台の車を使う場合ってよくあると思うんだけれど、子供が新たに免許を取って家族の車を運転する場合も気をつけなくちゃいけないことがあるのよ。

あやか(疑問)

ん?それってどういうこと?

たまき(説明)

例えば……あるご家族に19歳の息子がいて、自動車免許を取ったとするわね。今までお父さん名義の車があったのだけれど、自動車も古くなってきたことだし、息子も運転するようになったから、お父さん名義の車を手放して、息子名義で新車を購入したとしましょう。

あやか(納得)

まあ、よくある話だよね、それは。

たまき(説明)

今まで契約していた車とは違う車になるんだから、自動車保険の契約条件が変わるわ。この時「車両入替」という変更手続きが必要になるの。

あやか(通常)

あー、そりゃそうだわ。

たまき(説明)

同時に息子が運転しても補償される年齢条件に変更しないといけないから、保険の見直しをすることになるでしょうね。息子の年齢が若いから全年齢担保にしなくてはならないんだけれど、全年齢担保になると保険料が高くなるから、お父さん名義の自動車保険に子供特約をつけて契約し直したとするわね。

あやか(面倒)

それのどこがいけないの?上手に保険料を安くすることができた賢い家族なんじゃないの?

たまき(困る)

確かに保険料は安く抑えられたんだけれど……残念ながら、新しく購入した自動車の所有者が息子になっているケースでは、もしも息子が事故に遭ったときに子供特約は使えないのよ。

あやか(怒る)

なんで?っていうかさー、話がゴチャゴチャしててよくわからないってば。

たまき(説明)

自動車保険の契約者はお父さんだけれど、自動車の所有者が息子だというのが問題なのよ。このケースでは、自動車の所有者である息子さんの子供に特約をつけている、ということになるの。だから、お父さん所有の自動車であれば子供特約は有効ということになるのよ。
車両の名義と保険契約の関係性について

あやか(納得)

つまりさ、自動車の所有者と自動車保険の契約者は一緒にした方が分かりやすいってことか。あー、なるほどね。

車を乗り換えたら、保険契約も入れ替える

たまき(ウインク)

あと、車を新しく乗り換えた時も自分で保険契約の入替を申告しないとダメよ。万が一、事故に遭った場合に保険金が下りなくなってしまうから充分注意しておくことね。

あやか(笑う)

保険代理店から自動車保険に入っていても、「車両入替しましたー」ってこっちから申告しないとやっぱりダメなの?

たまき(驚く)

いくら保険代理店でも、それは申告してもらわないと分からないわよ。保険代理店さんだと、車両入替を報告すれば、車両入替に必要な情報を購入先の自動車販売業者に問い合わせてくれる代理店さんもあるわ。それに、詳しい特約の説明や、さっきの子供特約の時には気をつけてくれるところが多いわね。

あやか(面倒)

せっかくだからダイレクト販売で保険料を安くしようと思ったけど悩むなー。あたしは、保険料が高くなっても保険代理店の姉さんのところで加入するのが、めんどくさくないしなー。

たまき(喜ぶ)

あら、いつもご利用いただきありがとうございます。

あやか(納得)

ふと思ったんだけどさ、この時期って年度末でしょー。だから自動車を買うときは、ディーラーさんもかなり値引きを頑張ってくれる時期じゃん?そういう風に自動車保険も年度末は安くしてくれればいいのにさー。

たまき(汗)

……それはありえないわね。

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