空き巣に入られたときの保険(3)

空き巣に入られたときの保険(3/3)

ひとみ(通常)

もしも空き巣の被害に遭ったとしても、保険に入っていれば、金銭面では補償されるから気持ちはちょっと楽になるかもね。でも火災保険に入っていないなんて人なんているのかな?

たまき(汗)

……それがね、たまーに、いるのよ。

ひとみ(驚く)

えーっ!そんな人いるんだー。「うちは大丈夫」と思ってるから入ってないのかな?

たまき(怒る)

そう思って火災保険に加入していない方もいると思うけれど。意外と多いのが「本人は火災保険に入っていると思っていたのに、実は契約が切れている」というパターンよ。

ひとみ(疑問)

それってどういうこと?何かあっても保険金は貰えないよね。

たまき(説明)

持ち家の場合はご自分で火災保険を選んで契約・管理をするからほとんどないと思うけれど、賃貸アパートやマンションなどの場合には、他の入居者や大家さんに対しての賠償が発生した場合に備えて、最初の賃貸契約時に、ほぼ強制で掛け捨ての火災保険に加入するのが一般的ね。不動産屋さんで賃貸契約書と一緒に火災保険の申込書に記入して提出し、保険料は敷金・礼金などと一緒に請求されるわね。

ひとみ(微笑)

うん、うちもずっとそんな感じだったよ。不動産屋さんが勧めるからそんなに気にもしてなかったけどね。

たまき(説明)

そして2〜3年の賃貸契約の更新時に再度、火災保険の加入を勧められれば再び加入するのがほとんどね。でもまれに勧められないことがあるのも事実なのよ。不動産屋さんによっては保険代理店そのものを廃業してしまっていることがあるから、今現在、火災保険に加入しているかどうか、一度確認しておくべきね。

ひとみ(喜ぶ)

なるほどねー。確認って賃貸の契約書と一緒に保険契約に関する書類があるかどうか確かめればいいんだよね?

たまき(ウインク)

まず、手元に保険証券があるかを確認することね。保険証券があれば、契約期間が切れていないかチェックして。もしも保険証券が見つからない場合は、物件の賃貸契約をした不動産屋さんや大家さんに聞いて確認した方がいいわね。

ひとみ(通常)

さて、帰ってお隣の奥さんにもこの話して元気づけてあげなきゃ。あー、また雨降り出してるよー。たま姉、傘貸して。

たまき(怒る)

はいはい、傘ね。ちなみに空き巣や泥棒の被害は、雨降りの時も意外と多いのよ?

ひとみ(驚く)

うそー。だって雨の日は濡れるのが嫌だから外出を控えたくなるよ。そうなると、家にいる人が多くて見つかる確率が高いし、泥棒にとっては逆に危険じゃない?とすると雨降りの日は被害が少ないと思うんだけどなー。

たまき(通常)

普通はそう考えるんだけどね。泥棒は雨が降っていると、少しぐらいの音なら雨音で遮られて周囲に聞こえにくいし、雨の日はみんな傘をさしているから視界が遮られるでしょう。だから泥棒にとっては仕事がしやすい天気なのよ。また、留守かどうかは堂々と玄関でチャイムを鳴らして留守かどうかを一軒ずつ確認していけば、より確実になるということらしいわ。

ひとみ(納得)

なるほどー。泥棒側の見方だと確かにそういうことになるね。さすがたま姉。ほんとにいろいろ勉強になるよ。

たまき(ウインク)

まあ、それは空き巣に入られる前の事だから、よく覚えておいてね。被害に遭わないに越したことはないんだから、普段から戸締りに気をつけなさいね。

ひとみ(微笑)

じゃあ、帰ったらしっかり戸締りして、ゆっくり寝るとするかな。

たまき(汗)

……。

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