生命保険入門 - 死亡保険(2)

生命保険入門 - 死亡保険(2/2)

たまき(説明)

まず、定期保険というのはね、保険の期間があらかじめ決まっていて、その期間内に死亡または高度障害となった場合に保険金が支払われる保険なの。保険期間内ならいつ亡くなっても支払われる保険金の金額は一律よ。定期保険には満期保険金はなくて、保険料は基本的には掛け捨てになるわね。

みか(納得)

ふむふむ〜。掛け捨てってなんかもったいないね。

たまき(説明)

定期保険のメリットは割安の保険料で大きな保障が得られる点ね。だけど、保険期間を長くすると保険料も高くなってしまうのよ。この保険は育ち盛りのお子様がいる、お父さんに勧める場合が多いわ。もしもお父さんが亡くなったらお子様の学費や生活面でも大変になるでしょ。だからお子様が独立するくらいまでの期間だけ大きな保障をつけるのがいいわね。

みか(通常)

それじゃあ、みかのお友達は、まだ子供がいないからこの保険はいらないよね。

たまき(通常)

ご主人様の収入やマイホームがあるかによっても多少異なるけど、まだこれから結婚されるということだから、定期保険は必要ないかもしれないわね。でも奥様のための保障は必要でしょう?

みか(疑問)

そっか〜。子供がいなくても、だんな様が死んじゃったら奥さんはすっごく困るもんね。じゃあ、どれがいいの?

たまき(説明)

そうね、お子様がいないご夫婦の場合は終身保険をお勧めしているわ。扶養しているのが奥様だけなら、もしもご主人様が亡くなったとしても、そんなに大きな保障は必要ないわよね。最近は共働きのご夫婦も多いし、仮に奥様が専業主婦だったとしてもご主人様が亡くなった後は、きっとお仕事をされると思うの。お身体が悪かったり、お仕事ができない事情がある方なら別だけど、それ以外はお葬式代としばらくの生活費が手元に残れば良いと思うの。

みか(納得)

なるほど〜。みかも、だんな様が死んじゃったら、みかがお仕事をして自分の生活費を稼がなきゃいけないもんね。

たまき(説明)

終身保険は一生涯の保障だし、最近は低解約返戻金型終身保険という保険があって、満期以降の解約は支払った保険料の総額より、解約返戻金の方が多くなるの。だから保障と貯蓄の変わりにもおすすめするわ。ただし、満期前の解約は従来の終身保険より解約返戻金が少なくなるから、よっぽどでない限り解約はしない方が良いわ。

みか(うっ)

また難しい名前が出てきた〜。難しい名前だけど、みかのお友達にはこれがお勧めなのかな〜?

たまき(ウインク)

この低解約返戻金型終身保険は女性でも必要だから、ご主人様と奥様が一緒に入ると良いかもしれないわ。必要な保障額は、契約される年齢や収入、マイホームがあるかどうかによっても個人差があるから、単純にいくらかは言えないの。でもね、ご主人様の方が少し高い方が良いと思うわ。だって、ご主人様は一家の家計を支える大黒柱なんだから。

みか(喜ぶ)

そうだよね。みかのだんな様も立派な大黒柱だよ。たまきさんも早く大黒柱を探してね!

たまき(汗)

……そっ、そうね。私も素敵な大黒柱が欲しいわ。

みか(通常)

じゃあ、みかはたまきさんの大黒柱が見つかるようにお祈りするからね。

たまき(説明)

はいはい、しっかりお祈りしておいてちょうだいね。じゃあ、さっきの続きに戻るわよ。次は定期付終身保険よ。これは定期保険と終身保険がくっついた保険よ。終身保険が主契約で、定期部分が特約となるわ。従来はこの保険が多かったけど、最近は終身保険に収入保障保険を特約でつける方がお勧めかしらね。

みか(うっ)

あ〜、またまた難しい名前が出てきたよ。みか、今日のお話をお友達にきちんとお話しできるか心配だよ〜。

たまき(ウインク)

ふふふ。大丈夫よ。あとでわかり易いようにメモしてあげるからね。

みか(涙)

お願いします〜。たまきさ〜ん、ありがと〜。

たまき(喜ぶ)

どういたしまして。じゃあ、収入保障保険は少し難しいから、休憩しましょうか。今、お茶を淹れるから待っててね。

みか(喜ぶ)

わ〜い。みか、たまきさんの入れるお茶大好き〜。大盛りね。

たまき(汗)

お茶の大盛りって……どうしたらいいのかしらね。

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