山と海と旅行保険(3)

山と海と旅行保険(3/3)

みか(通常)

山で遭難したときの救助はお金がたくさんかかるのは分かったけど、もし海で救助してもらうときのお金ってどれくらいかかるのかな?

たまき(説明)

海難事故の場合は、海上保安庁の管轄となっているのよ。「海猿」という映画やドラマをやっていたから、みかちゃんも知っているんじゃないかしら?海上保安庁は警察や自衛隊と同じく公的機関だから、救助にかかる費用は、全て税金でまかなっているのが現状なの。だから海で遭難救助される場合は基本的にはお金はかからないわ。

みか(納得)

そっか〜、海で遭難したらドラマの海猿に出てくる主人公のカッコイイお兄さんが助けてくれるってことだね〜!

たまき(汗)

海上保安官さん全員が伊藤英明さんみたいに若くて格好いいお兄さんじゃないと思うけれど……。

みか(喜ぶ)

伊藤英明さんとだんな様か〜。だんな様も大好きだけど〜、う〜ん、どっちにしようか迷っちゃうな〜。

たまき(通常)

それとたいていは、地元の漁業組合がボランティアで協力してくれるわね。確かに海の方が経済的負担は少ないけれど、いずれにしても遭難ということにならないように心がけないといけないわ。

みか(納得)

なるほど〜。海の方がお金の面では超助かるってことだね。それじゃあ海にしようかな〜。ねえねえ、日帰りのレジャーや旅行に行くときに入っておいた方がいい保険ってあるのかな?

たまき(喜ぶ)

もちろんあるわ。基本的には傷害保険と旅行保険がレジャーの保険だと言えるわ。

みか(通常)

傷害保険はケガの保険で、旅行保険は旅行に行くときの保険だよね〜。みかちゃんと覚えてるよ〜。

たまき(説明)

まず、傷害保険の場合は救援者費用保険を傷害保険の特約として付けられるから、傷害保険に加入している人は契約内容を確認してね。以前にも、傷害保険入門や、家族型傷害保険で傷害保険について解説しているから、そちらも読んでみてね。

みか(喜ぶ)

そうだったね〜、すっかり忘れてたよ〜。えへへ〜。

たまき(説明)

傷害保険に加入していない場合は、短期であれば旅行保険という選択肢もあるわね。救援者の捜索費用だけでなく、旅行中のケガの補償、他人にケガを負わせてしまったり、物を壊してしまった時の賠償の補償などもしてくれる保険よ。保険料も約1週間で2千円前後だから、もしも遭難した場合を考えると加入しておくべきね!旅行保険には海外旅行保険と国内旅行保険があるから、行き先に合わせて保険を選んでね。去年の夏も海外旅行保険についてお話ししたわよね。今回のコラムと併せて読んでみてね。

みか(疑問)

あ、しつも〜ん!旅行の時は傷害保険と旅行保険って分かったけど、何回も山登りする人でも、山に登って遭難したってニュースをやってたりするよね。その時も傷害保険や旅行保険なの?

たまき(説明)

山登りが趣味の人や、登山家の人の向けでは、俗に山岳保険ハイキング保険と呼ばれている保険があるのよ。これは、傷害保険や旅行保険自体に遭難時の捜索費用などを補償する遭難捜索費用保険や救援者費用保険がついている保険のことなの。頻繁に山登りをする方向けね。何にせよ、レジャーに行くときに事故に遭わない危険性はゼロではないから、傷害保険や旅行保険に入ってからの方が安心ね。

みか(納得)

旅行の保険だけでも、いろんな人に合わせた保険があるんだ〜。それにしても、たまきさんは何でも知ってる物知り博士だね〜。早速ですが、みかは旅行保険に入ろうと思いま〜す!

たまき(ウインク)

みかちゃん、その前に、どこに旅行にいくのか決めないとね。

みか(うっ)

あ……そっか。それじゃおうちに帰ってだんな様と相談してからにする〜。

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