山と海と旅行保険(1)

山と海と旅行保険(1/3)

みか(喜ぶ)

♪わ〜れはう〜みの子、し〜らな〜み〜の〜。たまきさ〜ん、こんにちは〜。

たまき(喜ぶ)

あらあら。みかちゃん、どうしたの?今日は随分とご機嫌みたいね。

みか(喜ぶ)

えへへ〜。たまきさんには、今日のみかってすっごく楽しそうに見えてるの〜?

たまき(ウインク)

満面の笑みで歌を歌いながらやってくれば、誰でも「みかちゃん、何か良いことでもあったのかな」って思うんじゃない?夏休みにだんな様と海水浴に行く予定でも決まったのかしら?

みか(驚く)

すご〜い!大正解だよ〜!たまきさんってもしかして超能力者!?

たまき(汗)

……超能力なんてなくても、誰でも分かると思うわ。

みか(通常)

今年はだんな様と海に行く約束したからね、今年は素もぐりセット買ってもらったんだよ〜。

たまき(困る)

あら、そうだったの。私は仕事が忙しくて、海なんて何年も行っていないから、ダイビングなんて羨ましいわね。

みか(怒る)

たまきさん、違うってば〜。みかのは「ダイビング」じゃなくて「素もぐり」なの〜!

たまき(通常)

素潜りね、分かったわ。それはそうと、毎年この時期になると水難事故が毎日のように起きているから、みかちゃんも気をつけて行って来るのよ。

みか(喜ぶ)

は〜い、わかりました〜。でもたまきさん、水の事故って海とかで溺れちゃうってことでしょ?みかは大丈夫だよ。足が届くところでしか泳がないから、溺れたりしないってば〜。

たまき(説明)

足が届くところなら溺れないとは言い切れないのよ。人間は水深が30センチもあれば溺死する可能性があると言われているのよ。

みか(怒る)

え〜っ!水の深さが30センチって言ったら、小さい子がおうちで遊ぶプールくらいの深さでしょ?お風呂でももっと深いのに。いくら、みかの背が小さいからって、子供用のプールと同じくらいの浅いところじゃ溺れないよ〜!

たまき(困る)

大人は30センチと言われているけれど、幼児の場合は10センチ、つまり頭が隠れるくらいの水深でも溺れてしまうことがあると言われているのよ。

みか(疑問)

幼稚園くらいの子供は、まだちゃんと泳げないから溺れることがあるってことでしょ?

たまき(通常)

じゃあ、仮にみかちゃんが寝ている時に足が攣ってしまったとするわね。その時は足が痛くて慌ててしまうわよね。

みか(納得)

う〜ん、それはあるかも。でも、みかの場合は、だんな様に助けてもらってるから大丈夫だよ。

たまき(困る)

でもね、水泳中に足がつるということって、意外とよくあることなのよ。

みか(涙)

もし泳いでる時に足がつっちゃったら、みか一人じゃどうすることもできないよ〜。うぅ、どうしよう……。みかはだんな様を残して死んじゃうんだ〜。

たまき(説明)

死んでしまうと決まっているわけじゃないから大丈夫よ、みかちゃん。でも、もし泳いでいるときに足がつった場合は、どんなに泳ぎが上手な人でも溺れてしまう可能性があるということなの。

みか(納得)

ふむふむ〜。「河童の川流れ」ってことだね〜。

たまき(説明)

他にも、潮が早くて沖に流されてしまうこともあるわ。それに、みかちゃんの場合はケガにも気をつけなくちゃね。

みか(困る)

そっか〜。みか、おっちょこちょいだからケガしちゃいそうだよね。岩場で滑って転んじゃったり、クラゲに刺されたりするのも痛そうだもんね。なんだか海に行くのが怖くなってきちゃったよ〜。

たまき(困る)

そんなつもりで言ったわけじゃないんだけれど、みかちゃんのことが心配だからついついお説教みたいになっちゃったかしらね。

みか(通常)

ううん、お説教みたいには聞こえてないよ。心配してくれてるのがわかるから大丈夫。それじゃ、海じゃなくて高原や山にハイキングにかえようかな。その後、温泉にでも入るのもいいよね〜!もしかしたら、みんな海に泳ぎに行くから山は空いてていいかも!

たまき(通常)

そうね、ハイキングも緑に囲まれて癒されそうね。でも山は山で危険もあるのよ。

みか(驚く)

え〜!海のレジャーだけじゃなくて山のレジャーも危険なの?ねえ、それってどういうこと〜!?

page | 1 | 2 | 3 | おまけ | 次のページへつづく

next column top