保険代理店の選び方2(1)

保険代理店の選び方2(1/2)

ひとみ(微笑)

ふー、お腹いっぱーい。たま姉の選ぶお菓子っていつも滅茶苦茶美味しいよね。ついつい食べ過ぎちゃうよ。

たまき(喜ぶ)

ふふふ、そうかしら。でもその量じゃまだまだみかちゃんにはかなわないわね。

ひとみ(驚く)

これでかなわないって……みかちゃんって何者!?

たまき(困る)

みかちゃんはお菓子と名の付くものには目がないから。そうね、ケーキなら軽く5個は食べるわよ。それでもあれだけ細いんだから不思議よね……。

ひとみ(納得)

じゃあケーキバイキングなんて行ったらすごい食べっぷりなんだろうね。

たまき(怒る)

一度だけ一緒に行った事があるけど、あれは凄いってもんじゃないわ。まず最初に全種類のケーキを持ってきて、それを一通り食べてから、もう一度気に入ったケーキを食べるのよ?見ているこっちはそれだけでお腹がいっぱいになるわ。みかちゃんが行ったケーキバイキングのお店は赤字ね。

ひとみ(喜ぶ)

あはは。まあ、それもみかちゃんの特技ってことになるんじゃない?

たまき(通常)

そうね。そういうことにしておきましょ。さてと、お腹もいっぱいになった事だし、さっき話した「保険代理店の選び方1」の続きを始めるわよ。いいかしら?

ひとみ(じー)

うーん、何だか眠くなってきたんだけど……。

たまき(ウインク)

全く、ひとみったら。じゃあ、手短かに説明するから最後まで寝ずに聞いてね。

ひとみ(微笑)

ふあーい。

たまき(説明)

さっき、保険代理店を選ぶときの判断基準で大切なことは、その保険代理店さんを信用できるかどうかだって言ったわよね。次に大切なことは、その保険代理店で自分が安心できるかどうかよ。

ひとみ(通常)

自分が安心できるかどうか、ね。

たまき(通常)

事故というのは偶然に発生するものだから、いつ、どこで起るかは誰もわからないわよね。夜中に事故に遭う場合もあるし、今回の水漏れみたいに朝方に気付く場合もあるわ。だから、どんな時間帯でも連絡が付いて対応してくれる保険代理店さんだと、安心できるわよね。24時間開いているコンビニエンスストアとまではいかないけど、今の時代は24時間営業の代理店が必要なの。

ひとみ(驚く)

えー!もしかして、たま姉は24時間営業しているの?

たまき(説明)

24時間営業とはいってもずっと事務所を開けておくわけじゃないわよ。常に電話を携帯していて、いつでもお客様からの電話に出られるようにしておくということよ。もちろん寝ているときも枕の横に置いているし、別のお客様との商談中は留守番電話になるけれど、すぐに折り返し電話をするようにしているわ。今は、どこの保険会社でもフリーダイヤルの事故受付センターがあるけれど、やっぱり顔を知っている代理店の人間と話が出来る方が安心だし、心強いわよね。

ひとみ(困る)

そうだよねー。知らない人じゃ、ちょっと不安な感じはするよね。

たまき(喜ぶ)

そうね。保険会社の事故受付センターの方もプロだから親切に対応してくれるけれど、やっぱり親身になって話を聞いてくれたり、お客様の立場に立って事故時の適切なアドバイスをしてくれたりするから代理店の方が安心するっていうお客様が多いのよ。やっぱり顔のわかる相手だとホッとするのかしらね。

ひとみ(納得)

きっと、たま姉のお客さんはたま姉の顔を想像しながら、電話をかけてくるんだよー。

たまき(汗)

何だか、変な表現するわね。

ひとみ(疑問)

あれ?私、何かおかしなこと言ったかなー?

たまき(説明)

まあ、いいわ。あとはね、保険を契約する際は、保障内容はもちろんだけど、お客様がその保険を契約するにあたってのメリットを説明するわよね。それと同時にデメリットもきちんと説明しなくてはならないのよ。

ひとみ(驚く)

えー!保険を契約するのにデメリットってあるの?

たまき(説明)

もちろんあるわよ。例えば、低解約型終身保険の契約を考えていて、代理店さんに行ったとするわね。その際に、早期で解約した場合には、解約時の返戻金が通常の終身保険より少ないことや、満期前、つまり保険料の払込が完了する前に解約すると、返戻金額が不利になる事なども説明しないと、通知義務違反となってしまうわ。保険に入って貰いたいが為に、わざとデメリットの説明をしなかった場合は、後から大変な事になるのよ。

ひとみ(疑問)

でも、保険の書類って小さな字で細々と書いてあるから「もういいよ」ってなっちゃう人もいるんじゃないの?そういう人にもきちんと説明聞いてもらわなくちゃいけないんでしょ。その時はどうするの?

たまき(通常)

そうね、ご年配の方や、お忙しい方は説明を聞くのを面倒臭がって嫌がる方が多いわ。でもね、そういう方にも、特に重要な事は必ず説明しなくてはならないから、なるべくお客様のご都合に合わせておうかがいしたり、目の悪いご年配の方には大きな字で書いてご説明したり、少し耳の遠い方には大きな声でお話ししたりしているのよ。

ひとみ(通常)

たま姉も結構大変だねー。だから事務所の中に画用紙やマジックが常備してあるんだー。何でかなって思っていたんだ。

たまき(喜ぶ)

ふふふ、でもね、そういう事も私は楽しいの。後でね、「たまきさんのお陰で助かったよ、ありがとう。」なんて言っていただくと、とても嬉しくなって、これからもお客様に喜んでいただけるように頑張ろうと思えるのよ。

ひとみ(納得)

たま姉は昔から人の役に立つことが好きだったよねー。小さい頃は学校のボランティア活動には必ず参加していたし、電車の中でお年寄りを見かけると遠くても必ず席を譲っていたよねー。

たまき(通常)

あら、そんな事は当たり前のことでしょ?特別、褒められるような事ではないわ。

ひとみ(悩む)

でも、私や、あやちゃんはしなかったもん。あやちゃんなんか電車で開いている席があると走って行って座ってたもん。今でもそうなのかなー?

たまき(驚く)

ふふふ。さすがのあやかも今は気取っているからそれはしないんじゃないかしら。

ひとみ(納得)

そうだよね。それにあやちゃん、いつも短いスカートだし、あれで座ったらワカメちゃんみたいにパンツ丸見えだよねー。

たまき(困る)

あやかもいい年なんだし大丈夫……であって欲しいわね。

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