家族型傷害保険(2)

家族型傷害保険(2/2)

たまき(困る)

でもね、子供っていうのは、大人では考えられないような事をして、ケガをする場合があるからお母さんも気をつけないといけないのよ。

みか(驚く)

あれ〜?たまきさんって子供がいないのに子供のことには詳しいね〜!もしかしてどっかに隠し子でもいるの?

たまき(怒る)

もう、何バカな事言ってるの。ひとみの娘のゆかりちゃんが小さい頃に年中ケガをしていたからよ。ゆかりちゃんって小さい頃は結構やんちゃな子だったの。一番大変だったのは、駐車中の車にゆかりちゃんが乗っていた自転車が誤ってぶつかってしまったときかしら。ゆかりちゃんは倒れてケガをするし、相手の車は傷ついて車の持ち主はカンカンだったのよ。しかも高級車だったから尚更ね。その時は、あのクールなひとみが慌てて電話をかけてきたのよ。

みか(うっ)

ひえ〜、それでどうしたの?

たまき(通常)

もちろん、ひとみのところは家族型の傷害保険に入っていたし、特約で賠償責任保険も付いていたから全て保険で対応出来たわよ。確か車の修理代で30万円くらい支払ったかしら。保険に入っていなかったら大きな出費になっていたわね。

みか(驚く)

え〜!そんなにかかったんだ〜。みかも自転車に乗るから気をつけないといけないな〜。

たまき(通常)

そうよ、みかちゃんは、普通に歩いていてもケガが多いんだから、他の人よりも気をつけないとね。それこそ大きな事故になったら大変よ。

みか(涙)

うん。みか、もっと気をつけるよ。入院でもしたらだんな様と離れて暮らすのは寂しいし。

たまき(説明)

傷害保険は、医療保険のように年齢によって保険料が異なるのではなく、被保険者の職種によって保険料が決まるの。例えば、みかちゃんの場合だと職種としては「専業主婦」で、日常生活(家庭、職場)で危険の少ない職種だから一番保険料が安い1級職という扱いになるのよ。1級職以外の職種例については下のリストを見てね。

傷害保険の職種級別例

1級職(危険度の少ない職業)
専業主婦、学生、会社の事務職、販売員、教員、医師など
2級職(やや危険な職業)
タクシーの運転手、ガソリンスタンドの販売員、ゴルフやテニスのインストラクターなど
3級職(危険度の高い職業)
金属プレス工、営業用貨物自動車運転者、大工等高所(3階以上)作業者など
みか(喜ぶ)

そうだったかも。たまきさんもみかと一緒の1級職なんだよね〜。

たまき(説明)

そうね。だから園児なら1級職になるので、保険料はそんなに高くないわよ。個人で入るなら月額1,000円くらいからあるわ。

みか(納得)

へ〜、みかの保険料とあんまり変わらないんだね。

たまき(説明)

ただ、ご主人が1級職の場合は家族型の傷害保険をお勧めするわ。家族型だと、配偶者はもちろん、同居の親族(両親や子供)まで、人数にかかわらず保険料が一定になるので、個人個人で入るより保険料が割安になるわ。特に、ご夫婦と子供が2人以上のご家族の場合は、だんぜんおトクになるわね。

みか(喜ぶ)

そっか〜。みかも将来、野球チームが作れるぐらい子供いっぱい欲しいから、だんな様に家族型に入ってもらおうかな〜。

たまき(喜ぶ)

日常のケガで通院しても補償されるから、家庭を持つ人には必須の保険かしらね。簡単なパンフレットがあるからお友達に持ってってあげてね。

みか(通常)

うん、たまきさん、いつもありがとね。お友達も喜ぶよ。もし保険に入るようなら、みかと一緒に来るね。そのときはよろしくね。

たまき(ウインク)

はいはい。いつでもいいわよ。来る日が事前にわかっているなら連絡ちょうだい。お菓子でも用意しておくからね。でもその時は、やんちゃなお子さんも一緒なのかしら。

みか(うっ)

たぶん……。

たまき(困る)

じゃあ私もおばさんって呼ばれちゃうかしら?

みか(喜ぶ)

みかでおばさんだから、たまきさんはおばあちゃんじゃない?

たまき(激怒)

おっ、おばあちゃんだなんて、みかちゃん失礼ね。私はまだ30代よ。しかも独身なんだから!

みか(納得)

だって、みかより十いくつも上でしょ。だから……。

たまき(怒る)

まあ、いいわ。ただし、その子の前では歳の話はしないでね。

みか(喜ぶ)

は〜い、わかりました。

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